• テキストサイズ

Green~君といた季節~【気象系BL】

第7章 変わりゆく自分



それからも、俺の生活は変わらなかった。
学校にも半分くらい行き、
行っても早退して、仲間のたむろしているマンションに通って行く日々。


みんなとは約束したけど、
あれ以来小学校の仲間との集まりには行っていない。

何度も誘いのラインが届いていたようだけど、
既読を着けないでいた。

雅紀や潤が家まで誘いに来たけど、
それにも顔も出さず、シカトを続けた。


......これでよかったんだ...

俺なんかとは、関わらない方がいい...

もう、あいつ等とは、住む世界が違うんだから...


そんなある日の日曜日。
俺は松岡くんと、友達のマンションに向かっていた。

いつものようにくだらないことを話しながら、
騒いで歩いていると、少し先に、俺たちの方を向いて立っている人影が...

近付いて行くと、雅紀だった。

「...翔!!」

「......」

俺が目を反らせたから、松岡くんは、
俺と雅紀の間に割って入り、

「なんだ~??てめぇは??」
と凄んだ。それでも、雅紀は怯まない...

「俺は、櫻井くんに用があるんです!
...翔!!俺と行こうよ...ほら...
みんなが、待ってるんから///」

俺は雅紀の手を振り払った。

「...俺は..行かない...」

「なんでだよ?どうしてそんなこと言うの?」

「おめぇよ!櫻井はヤダって言ってんだろぉ~が///
さっさと、帰ってママのおっぱい飲んどけよ...

行くぞ、櫻井!」

「うん...」

「翔!!翔ってば///」

その時、松岡くんの拳が、雅紀の腹に入った。

「うぅぅぅっ//////」

雅紀は身体を折ってその場に倒れ込んだ。


/ 543ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp