第25章 Happy Honeymoon❤
【 雅紀side 】
翔は翌日の朝。
腰を擦りながら中央手術棟に向かって行った。
...ヤバい///ちょっとヤリ過ぎちゃった(-"-)
いくら翔の方が求めたからって、見境なく意識無くすまで抱き潰しちゃダメだよな...
俺は、反省しながら職場に向かった。
俺の方が元気だからって、手術、変わってあげる訳にもいかないし...
今夜よくマッサージしてあげようと心に誓って、仕事の準備をしていると、同僚たちがやって来た。
「おはよう~、相葉くん。」
「あ、おはようございます...」
「夕べさ、いつからいなかったの~?」
やっぱり。俺が居なくなったタイミング、分かってないんだ...そんなもんだよな(^^;
「すみません..なんか、飲み過ぎちゃって~、お先に失礼しました」
「そうなんだ..もう大丈夫~?」
「あ、はい、お陰様で..」
すると、後から若い二人のナースが話しながら入ってきた。
「もう~、折角櫻井センセ来たのに、直ぐにいなくなっちゃったよね~」
あ...翔のファンの子だ...
「ね~。どこ行っちゃったんだろ~?」
「もしかして、小児科のあの子...なんだっけ~?抜け駆けしたんじゃないでしょうね~?」
......いや、抜け駆けしたの、俺だから...
つ~か。
抜け駆けって...あのかっこいい完璧な櫻井先生って、俺んだから!
もっと言わしてもらえば、夕べはあの後、俺に揺さぶられて鳴いてたからね~?
↑心の中で思いっきり自慢してみる...
その日俺は、翔のことを心配しつつ、仕事をこなし、早めに家に帰って、夕飯の用意をした。
今日は、チーズリゾットと豆腐のサラダにした。
ちょっと身体に優しく...と思って。
そこに、翔からLINEが。
『今から、帰るよ』
「おっけ。待ってるよ~」
俺はリゾットの仕上げにかかった。