第25章 Happy Honeymoon❤
雅紀の唇が身体中にキスを落としていく。
いつもの何倍も敏感になっている身体は、その緩慢な刺激に耐えられなくて。
「雅紀...ここ、吸って❤」
なかなか触れてくれないのは、雅紀も戦略なんだって、分かっているけど...
俺は素直に強請ってしまうんだ...だって、早く雅紀が欲しいんだもん...
両手のひらで、ない胸を寄せて雅紀を上目遣いで見つめた。
「翔❤...素直でよろしい♪」
「もう~///」
雅紀は笑いながら、俺の胸に舌を這わせて、待ちわびた粒をいきなり強く吸い上げた。
「ああん///そんあ、急に..」
「急にって。翔がそうして、って言ったんだよ?」
「だって、そんなにしたら...俺..」
今日はいつもより、俺の身体がおかしい位に敏感で...
「翔...感じてるの?もう先っぽ濡れてるよ♪」
俺は、雅紀を睨んだ。
でも、雅紀は、言葉でなんか例えられないくらいに優しい笑顔で俺を見てて...
それだけで、キュンって、胸が締め付けられた。
「...まさき..好き...焦らさないで、もう...」
「焦らしてんのはね...お仕置きなんだよね~♪」
お仕置き!?
俺、お仕置きされるようなこと、した?
キョトンとする俺に、雅紀は楽しそうに笑って、
「だってさ。さっきの送別会、女の子たちに囲まれて、鼻の下、伸ばしてたもん!」
「えっ?の、伸ばしてなんか..俺は直ぐに...」
「伸ばしてた!だから...今日は何度もイカしちゃうよ~❤」
って...
少しだけ意地悪で、悪戯っ子みたいに俺を見る雅紀...
「いいよ❤何度も、イキたい...」
「ふふふっ、翔のスケベ❤」
その晩。
ピンクの部屋のピンクのベッドの上。
俺はもう出ないって位に、雅紀に攻められて...
幸せだった。