• テキストサイズ

Green~君といた季節~【気象系BL】

第25章 Happy Honeymoon❤



翔も勿論、慰めてくれるし、励ましてもくれる。
でも。
やっぱり、医師と看護師は立場が違うから、微妙に翔には分からないところもある、っていうか。

『そんなこと大したことじゃないよ!』

翔は、俺を認め、力づけてるつもりでも、内心、
『そうじゃないんだよな...』
って思う時もある訳で...

そんな微妙なことも分かりあえる...
俺と風間は、まさに『同志』だったんだ。


「...雅紀...お前ならきっと大丈夫だよ!」
不意に風間が、そんなことを言うから、
なんだか泣きそうになる...

「そんな顔すんなよ...いつでも会いに行くし!話し聞くからさ~」
「風間ぁ~ヾ(≧▽≦)ノ」

俺が風間に抱き付いていると、

「あれ~??櫻井に言っちゃうよ~♪」

と、後ろから声を掛けてくる人が...

「岡田くん!!」
「ふふふっ、櫻井来てないんだね~?なら、言いつけよっかな~?」

翔とクラスメイトだった岡田くんとも、その後すっかり仲良くなっていた。

俺と翔のことも分かってくれて、応援してくれてた。
今は、同じ大学病院の病理に居るんだ。

「岡田くん、いろいろお世話なりました!!」

岡田くんは、爽やかな笑顔で肩を組んできた。

「もしさ、櫻井のこと泣かしたら、俺がさらいに行くからな~♪」
そう言った。
半分冗談、半分本気...なのかもしれない。

「それなら、絶対に大丈夫です!!」
きっぱりと言いきると、

「それなら、出る幕ないかな~...頑張れよ!」

岡田くんに背中をバシンと叩かれた。

ジンジンするその痛みが、何だか嬉しかった。

俺の送別会という名の宴会も、そろそろお開きで、二次会に行く人を募ったりし始めた頃。


翔が来た。


/ 543ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp