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Green~君といた季節~【気象系BL】

第4章 もがき苦しむ中で



学校の勉強は、どんどん進んで、
ボンヤリしているとあっという間に
置いて行かれる感じだった。

学校は2学期制で、期末テストは
9月に入ってからだったけど、
小テストは頻繁にあり、
その度に、結果は掲示板に張り出された。

常にトップの俺と2位の秀明は、
学年の中でも有名人になっていき、
目立つ存在だった。


映画同好会は、週3回活動していて、
先輩たちは5月にある文化祭用の、
映画を製作をしていた。

内容は学園恋愛物...恋愛と言っても、
女子がいないから、他校から借りて来たらしい。

俺たち1年生は、ほとんど雑用と、
掃除や片付けなどで終わった。


文化祭の前日。
俺は久々に、小学校の友達に、
よかったら、文化祭に来ないかとLINEした。

すると、
智くんからは、
『翔くん!絶対に行くよ!!』と返信があった。

カズくんも、
『久しぶりに翔くんに会いたいから行くよ』
と面白いスタンプと一緒に返事があった。

潤くんは、サッカーの試合と重なってて、来れないと。

雅紀くんからは、返信がなかった。

雅紀くん、どうしたのかな?
とは思ったけど、忙しいんだろうとそのままにした。



そして、文化祭当日。
俺は、喫茶の係になっていたので、
母親のエプロンを借りて、喫茶の手伝いに出ていた。

健「翔く~ん♪来たよ~(^^♪」

あれから、何かにつけてちょっかいを出してくる三宅先輩と森田先輩が、連れ立ってやってきた。

剛「う~す!翔くん、ケーキおごって~」

翔「そんなこと出来ねーよ..」

健「なんでぇ~、大病院のお坊ちゃまなのに~?」

翔「......」

ムカついたけど、俺は拳に力を入れて、
グッと耐えた。






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