第1章 きらきらひかる
僕は翔くんと一緒に、
年長さんのキリン組になった。
でも、お母さんが仕事で遅くなる時が多いから、ほとんど毎日が延長で...
翔くんは4時にお母さんがお迎えに来るから、帰っていくチームだった。
ある日。
潤くんが、翔くんの家に行ったことを
みんなに自慢していた。
潤「翔くんちで食べたチョコのドーナツ、
超美味しかったぜ!」
智「いいなあ~...潤くん翔くんちに行ったの~?」
和也「僕も翔くんちに遊びに行きたいよ~
あ~...でも僕、
毎日延長だしな~(*´з`)」
翔「じゃあ、今度の日曜日に、
来るといいよ♪」
和也「ほんと~?」
翔「うん!ママに聞いとくよ~」
智「僕も僕も!!いい~?」
翔「もちろん、いいよ」
潤「俺も、また行っても..いい?」
翔「いいに決まってるじゃん!」
智・潤・和也「やったぁ~!!イェ~イ♪」
翔「雅紀くんも、遊びに来てくれる?」
雅紀「僕も行っていいの?」
翔「当たり前でしょ?絶対来てよ!」
雅紀「うん!!行く!絶対行くよ!」
翔「楽しみだな~...」
......でも、その約束は、
叶わなかったんだ。
日曜日の朝。
僕は、お父さんの作った餃子を、
お土産に持ってこうと思っていて、
お父さんにも頼んであった。
中華料理屋をしているお父さんの餃子は、
僕の自慢だったんだ。
ところが、前の晩から、
弟が熱を出して...
朝にはすごく高くなっていて、
お父さんとお母さんは、
弟を病院に連れていくことになった。