第21章 旅立ち 〜departure〜
【 翔side 】
遠くから、俺の意識を手繰り寄せるように、
微かな刺激がやってくる...
もう少しこのまま、微睡みの中にいたいのに、
それを呼び戻す優しい刺激が、
身体の芯に届く...
瞼を押し上げると、俺の胸の先に、
赤ちゃんみたいな無垢な顔して吸い付くのは...
「......」
「...あっ...翔❤..起きたの~?」
...あっじゃねえよ、あっ、じゃ...
じーっと雅紀を見つめていると、雅紀は俺から目を反らさないまま、もう一度膨らんだ尖りを口に含んだ。
「あんっ///」
抑えることもしないで、わざと可愛い声を出してやると、案の定、雅紀は身悶えして俺に抱き付いてきた。
「も――――///翔!!何それ?わざとでしょ??」
「あ...分かっちゃった~?」
「可愛い可愛い可愛い!!!もう、食べちゃいたい!」
そう言いながら首筋に唇を寄せるから、
「あぁ...」
今度は、本当に甘い声が漏れた。
......いいけどさ。
朝から、何じゃない...?
夕べ何回したっけ?
まあ、大方、朝につき、大きくなってた俺のを見て、
盛ったんだろうけど...
↑流石です!その通り...
あ、でも夕べは俺がイレ続けてたから、
今は...可愛い彼女になってあげようかな...
「雅紀...乳首気持ちいい...もっと...❤」
「え?...ちっ、ち...乳首...って」
雅紀は首まで赤くなりながら、従順に、
舌を出して俺の尖端に吸いついて、
ちゅぱちゅぱと音を立てて強く吸った。
赤ちゃんみたいだ...
そしてその刺激は、ダイレクトに響いて、
脚の間に熱を集めた。
「雅紀...可愛い❤」
そう髪を撫でると、雅紀は猫みたいに目を細めて
「好きだよ...翔...」
と言った。