• テキストサイズ

Green~君といた季節~【気象系BL】

第21章 旅立ち 〜departure〜




......気持ちはよかった...
言葉では言えないくらい...

「雅紀...できたね、潮吹き!!すごいよ!!
よく我慢できたね~偉いよ、雅紀!!」

翔は自分がイッた訳でもないのに、
スゴイ嬉しそうで、興奮していて...

俺の身体をギュウッと抱き締めてくれていた。

翔の少し冷えた体温を感じながら、
俺は、だんだん冷静になっていく...

とんでもなく興奮状態であったとはいえ、
しっかり覚えているわけで...

すげ~よがってたよね、俺...
潮ってさ、おしっこ...だよね?

...漏らしちゃったよね?俺...

もう、恥ずかしくて恥ずかしくて、
翔の顔をまともに見ることができなかった。

すると彼は、そんな俺の気持ちを汲み取ってくれたらしく、優しく背中を撫でながら、

「言っとくけどね、出たのはおしっこじゃないよ!
透明な水みたいだったでしょ?」

「...だって、あそこからあんなに出るのって、他には...」

「精子でもないよ...」
↑流石はドクター...ストレートですね(^^;

じゃあ、何が出たんだろう??


「尖端だけを刺激することで、膀胱内に水が急激に貯まるんだって。それは快楽を感じないと溜まってこないから、雅紀は凄く快感を得ていた、ってことなんだ...

どうだった?実際??」

翔のクリクリお目目に覗き込まれて、
どぎまぎしてしまう。

「...じゃあ、おしっこ..じゃないの...?」

「同じような成分ではあるはずなんだけど、医学的にも本当のところは解明されてないらしい...

まあ、大ぴらに研究する人がいないのかもしれないけどね~...」

「...そうなんだ...」


まだ翔と目を合わせない俺を、
翔がじっと見つめて、にっこと言った。


/ 543ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp