第19章 君を守るために
朝の準備を他の看護師さんたちとしていると、師長が翔を連れてきた。
『来た❤❤』
↑実習、実習!!
「今日から三日間、こちらの外来で実習する...じゃあ、自己紹介して。」
師長に振られて、翔は背筋を伸ばして、
「櫻井翔と言います。どうぞよろしくお願いします。」
と、頭を下げた。
カッコいい♪こういうとこ、見たことないから、キュンキュンする(*^-^*)
その時、一瞬目があって、翔の口元は少し上がった。
ヤバ―――い!!
ちょっとこれ、新鮮でドキドキする!初めてのシチュエーション♪♪
俺はもう、出だしっから、わくわくが止まらない!
「じゃあ、相葉くんにも櫻井くんに付いて貰いましょう...っていうか、そんなニヤけてて、大丈夫?」
「えっ?ニヤけて..?いえ!大丈夫です!!」
あちゃ〜(>_<)
初っぱなから////
ちらっと翔を見ると、口元隠して笑ってた。
....(´;ω;`)
「相葉くん、よろしくお願いします」
翔に声を掛けられ、ビクッとした。
「あ...こちらこそ!!!」
慌てて頭を下げると、翔は笑って俺の横を通り抜けた。その時、俺のお尻をぎゅっと掴んだ。
「ひぇっ////」
驚いて変な声が出ちゃった。
すると、少し離れたところから、
「相葉く〜ん、大丈夫〜?」
と、先輩看護師に言われた。
そんな俺のことを、翔は悪戯っ子みたいな顔して、クスクス笑っていた。
全く〜('ε'*)
いつまでたっても、あ〜いうやんちゃなとこ、あるんだよね〜...
まあ、そんなところも、大好きなんだけどね❤
そして、俺たちは産科のドクターと看護師について、診察の準備を始めた。