第19章 君を守るために
【 雅紀side 】
俺の学校の実習もいよいよ大詰め。
実習はホントに神経使うから大変なんだけど、
今回はちょっと嬉しいことがあって。
何を隠そう、翔の実習と重なって♪
こんなの奇跡だからさ、
中で変わってもらって、翔と何日か被るようにしたんだ〜♪
だから、大変さも半減、な訳(^-^)
「翔、今日一緒だよね?」
「おぉ、今日から産婦人科だっけ?」
「そう、一緒に実習出来るなんてないもんね♪」
「ホントだよ♪」
同じところで実習になるっていっても、それは立場も、実習の仕方も違うので、俺は一足お先に病院へと向かった。
「おはよ〜雅紀。何か、いいことあるの?」
風間が話しかけてきた。
実は俺。誰にも言ってなかったけど、彼にだけは、翔の存在を打ち明けてた。
そりゃあ、最初は驚いたみたいだったけど、今は応援してくれてる。
好きな人と、同じ道を歩くなんて、凄いって....
「実はさ、今日、産科の実習、翔と一緒なんだ〜♪」
「ホントに?それでローテ変わってくれって頼んでたんだ!」
「そう言うこと♪」
嬉しそうな俺に、風間は、
「浮かれてると失敗して、彼氏にカッコ悪いとこ見られちゃうよ〜(^^)」
ホントだ!ヤバイ////
翔の前で、主任にドヤされるのだけは、何としても回避しなきゃ!
焦る俺を風間は笑って、
「帰り一緒になったら、紹介してよ!自慢のイケメン彼氏♪」
「いいけど...マジでビビんなよ〜?」
ハイハイ、と風間は小児科の外来に回った。
よし!!
俺も頑張ろ!
気合いを入れるために、二回頬を叩いてから、俺も産婦人科の外来に向かった。
翔...来るっかなぁ〜♪♪♪
↑ちゃんと、やろうね!ちゃんと(^^;