第18章 君がいるから
みんなが見てる前で...俺は翔の腕の中にいた。
...でもさ、
3人とも何も言わない。
黙ったまま、俺と翔のこと見守ってる。
「雅紀...子どもの頃から、我慢してたんだね..そんな小さいときから、雅紀は周りの人に気を使ってばっかりいたんだね....偉かったね....」
子どもに言うみたいに、翔がそう言いながら、俺の背中を撫でてくれた。
....何だか、修になった気分..(^^;)
「俺なら、こんなの誕生ケーキじゃないよ〜///って、駄々こねるよ、絶対...」
「潤ならやりそう〜(^-^)」
「何だよぉ、そういうニノだって〜!」
「ふふふ..じゃあ雅紀..初めてのbirthdayケーキ、たくさん食べてよ♪」
ニコニコしながら、智がそう言った。
「よ〜し!!もう食べれないってくらい、食べちゃうよ、俺!」
「止めてよぉ〜すぐお腹痛くなるじゃん♪」
.....みんなが笑った....
俺、幸せだ、マジで...こんな幸せで...
バチがあたらなきゃいいけど....
「折角だから、写メ、写メ//」
「あー、そうだ、じゃ...」
「翔も入って、二人で撮れば?」
「えー、いいよ...みんなで...」
でも結局、始めは二人で撮れって言われ、
ケーキとスリーショットを撮った。
「ちゅう♪翔、ちゅうのも!」
悪のりしてるニノに、
「え〜...マジかぁ..」
照れながらも、近づいてくる翔の赤い唇..
...えっ?うそ...ホントに?
.....////////(〃ω〃)
来る❤って覚悟して目を閉じたその時。
俺の唇に重なったのは、
赤は赤でも、ケーキの上の苺だった/////
Σ( ̄皿 ̄;;ひど〜い...