第18章 君がいるから
【 雅紀side 】
「メリークリスマ~ス!!」
「ハッピークリスマ~ス!!」
「お邪魔しま~す!」
3人を迎えて、みんなでpartyの準備をした。
わいわいと賑やかにそれぞれが張りきっている。
久々に5人で顔を揃えて、こんな時間を持てることが嬉しかった。
かずはなんか、大人っぽくなったし、
智も男らしくなった。
潤なんか、もうオシャレで、俺たちの中じゃ、微妙に浮いてるから....
翔も改めてみると、ホント、大人になった。
少年ぽさが抜けて、何て言うか....眩しい...
「雅紀..何、翔に見惚れてんだよ〜」
「えっ?」
かずに突っ込まれて赤くなる俺に、
「一緒に住んでて、まだ見惚れてるって、どんだけだよ〜...」
潤も笑ってそう言った。
すると笑いながら、翔が、
「それより、かずと智は〜?どうなの?」
...えっ?どうって...
「なかよしだよな〜?ほぼ同棲だよな?」
にやにやしながら潤が言う。
「そんなことないよ〜..作りたいものがあるときは自分家でやってるし...」
「そうそう...この間なんか3日も音沙汰なしだからさ、アパート行ってみたら、すげ~散らかした中で、この人さ...」
「ちょと、待って!!」
俺は、話の腰を折って悪いけど、どうしても確認しておかなきゃいけないことが...
「あのさ、大ちゃんとかずって、その...付き合ってるの~?」
3人が俺の顔を見た。
...あれっ?俺、可笑しなこと言ったかな?
「ごめん...俺、雅紀に話してなかったわ!」
翔が言うのに、俺が実習で遅くなるって時に、たまたま二人でマンションにきて、そう言う報告があったらしい。
翔から伝えておくって事だったらしく...
「雅紀...ごめん..言ったとばっかり思ってた!」
...マジか///超驚いたんですけど..(;・∀・)