第18章 君がいるから
今日は久しぶりに智たちと会って、クリスマスのパーティーをすることになっていた。
潤とかずが料理を作ってくれるって言うから、
俺のマンションにでみんなを招待した。
午後、雅紀と買い出しに行った。
料理の材料は潤たちが買ってくるっていうので、
俺たちは酒を用意した。
実はね。
明日は雅紀の誕生日だから、そのお祝いも兼ねて、って、かずたちには話してあった。
でも、ちょっとサプライズしたかったから、
雅紀には内緒にしてもらって、準備してもらうことになってて...
「これも買おうよ~♪」
「こんな高いの~?あいつ等やたらと飲むよ..勿体無いから、普通のでいいよ~」
高級シャンパンを買うのを、雅紀は大反対したけど、
自分がどうしても飲みたいから、って言って、
ピンクのそれを購入した。
後は適当にたくさん買い込んでマンションに戻って来た。
リビングには、雅紀と一緒に飾り付けた、
ツリーがキラキラしていた。
「もうライト付けたの~?」
「いいじゃん!気分気分♪」
雅紀は今日をとても楽しみにしていた。
クリスマスって言ってるけど、
ほぼ雅紀の誕生パーティーのつもりで俺たちは準備してた。
雅紀のビックリした顔を想像して、
俺も今からニヤニヤが止まらない...
「翔、楽しそうだね(^^♪」
おっと~...気付かれちゃうじゃん...
「そりゃあね~何かワクワクするじゃん!クリスマスってさ♪」
ピンポ~ン♪
その時、来客を告げるチャイムが...
モニターで確認すると、大荷物を持った3人で。
俺はエントランスのロックを解除した。
「来たよ~みんな!」
程なくして、賑やかな声が近付いててきたから、
俺は玄関を開けて出迎えた。