第17章 医学の道、その2歩目
トイレを済ませ、席に戻ろうとすると、
翔は俺の腕を引いて自分の隣に座らせた。
「ちょっ、翔~...」
そんな俺の言葉は無視して、
「さあ、さっきの続きやりましょう♪」
......全く、子どもかよ(^^;
まあ、お陰で、里美ちゃんに答えを言わなくて済んだ。
けど...
このまま放置って訳にもいかないよね~..
ちゃんと告られた訳だし...
「ほら、雅紀も指立てて..」
強引に翔のグループのゲームに混ざらされて、
...直ぐに俺は負けた。
「弱っ...(*ノωノ)」
隣で翔が笑っていやがる///
一番残ったやつは、質問されたことに答える罰があり、俺に出された質問は、
「初体験は、いつ?」
ぶ―――っ///(>_<)
はあ??その質問あり~?
しかも隣にその相手がいるっていう、この状況。
「...えっとぉ、高3とき、です...」
「相手は??」
透かさず入る追加質問に、
「それ、答えなきゃダメですか~??」
「別にいいじゃん!減るもんじゃね~し///
同級生?とか??」
......もう..何か言わなきゃ、終わんないな~
「まあ..そうです...同級生で...名前は..し..しずかちゃん..」
『イェ~イ!!しずかちゃん!!イェ~イ!!
のび太!!イェ~イ!!』
訳の分からない盛り上がりで、それは終わった。
ちらっと翔のことを見ると、三角の目で俺を見てた。
....(*‘∀‘)だって、しょうがないだろ~///
それからも、飲み会は続き、
その場に酔いつぶれて寝てしまう人もいたり、
流れ解散的な雰囲気になった。
俺は翔と同じ部屋。
と言っても他にふたり一緒の4人部屋。
『『おやすみ~』』
それぞれ布団に入った...が、俺はなかなか寝付けないでいた。
おそらく隣の翔も...