第17章 医学の道、その2歩目
酒が進むと、みんなそれなりに酔ってきて、
俺もまあまあ飲んだけど、対面の翔と岡田くんが気になって、ちっとも酔えなかった。
「さくらぁ~い..ジム行ってんだろ~?どう?
筋肉着いたかよ?」
そう言いながら、翔の胸に触っ...
つーか、それもう、完全に揉んでるよね??
「ちょっとぉ///痛いってば~」
...(--〆)何だよ、翔も嬉しそうにしてさ!胸揉まれて、まんざらでもない顔してるし///
↑雅紀にはこう見えてる..
で。
その数人でゲームをすることになったらしく...
親指立てて『いっせっせの~せっ!』っていう、あれ..
見ないようにしてんだけど、何しろ盛り上がってるから、煩いんだよね(-"-)
「相葉くん?大丈夫?さっきから変だけど...」
隣に座っていた女の子が、俺を心配して顔を覗き込んできた。
「えっ?何で?ぜんぜん平気だよ~」
「そぉ~お?ソワソワしてる感じだよ(*^^)」
...やばいやばい..あっちは気にしないでいよう...
「相葉くんて、付き合ってる人、いるの?」
「へっ??」
不意なその質問に、俺はまじまじとその子を見た。
某有名お嬢様大学の二年生で、
いかにもお育ちが良さそうなその子は、里美ちゃんといって女優の、えっと誰だっけ..?
「もしよかったらなんだけど...私と付き合わない??」
「...え...」
「ダメならいいんだよ??気にしなくていいんだから...私、櫻井くんが相葉くん連れて来た時から、ずっと気になってて...」
頬をピンクに染めながら、そう話す里美ちゃん...
可愛い...
でもね、俺にはもっと可愛い恋人がね..
その時、
「あっ、ごめん、ふらついちゃった~..」