第16章 医学の道も一歩から
【 翔side 】
俺が『今夜は抱きたい』宣言してから、
雅紀の様子が、明らかキョドってる(^^♪
見てると可愛くって、こっそり笑ってるんだけど。
別に初めてって訳でもないし、
何回も...の筈なのに...
まあ、久しぶりと言えば、久しぶりかな?
「♪♪♪~♪♪~♪♪♪...」
俺のご機嫌な鼻歌に、雅紀がちらちらこっちを見てる。
何だか俺は楽しくなってきちゃって...
わざと、夜の『なに』をすげ~楽しみにしてますよ!的な雰囲気を、身体中から醸し出してみた。
「...翔...あの、風呂とか、入っちゃえば~?」
「あ~、そうだね♪雅紀、一緒に入る~?」
ほら、また目が泳いだ!
「え、いや...俺、ほら、明日の準備とかあるし...お米といだり...とか...」
「あっ、そう?じゃあ、お先に~♪♪」
「うんうん...ゆっくりさ..入っておいでよ..」
ふふふっ(*^-^*)
いつ俺が誘ってくるのか、気が気じゃないんでしょ?
そんな気負わなくってもさ...ね~?
これを機会に、こんなに可愛い雅紀のこと、
ちょくちょくいただいちゃおうかな~❤
俺は雅紀に言われたように、ゆっくりと湯船に浸かって、身体を解した。
......雅紀を、抱く。
そう思っただけで、ちょっとだけ、反応する...
俺を抱くときは、スーパーカッコいい雅紀が、俺が組み敷いただけで、もう表情が違うんだよね~
女子かっ///
って、ツッコみたくなる様な弱々しい表情をするんだ。
そんな顔されればさ、俺の庇護欲っていうの~?
もう、がんがん刺激されちゃって。
『雅紀を守りたい』って、そう思うんだ。
......まあ、待て..落ち着くんだ...
下に向かって、そう言い聞かせて風呂から出た。