第16章 医学の道も一歩から
「櫻井が連れてくるっていうから、
てっきりどっかの女子大のお嬢様かと思ったよ~」
そう言って俺のことをじっと見たのは、
あの人だ...
いつか、本屋で会った、岡田さん...
「......こんにちは。相葉雅紀です。
宜しくお願いします...」
「真~面~目~///俺、そう言うの嫌いじゃないよ~♪」
俺の精一杯の挨拶、なんか揶揄われた気がする...(-_-#)
すると翔が、
「岡田先輩、雅紀のこと虐めないでくださいよ!」
......やっぱり、この人、翔のこと...
何となくだけど、俺はそう確信した。
翔を見る目が、言ってるんだよね...
『お前が好きだ』って...
早速この人と絡むことになるなんて、思ってなかったけど、こんな人がいるなら、俺、このサークルに入って正解かも///翔のこと、守れるし...
早速にライバル出現で、俺の前途は多難だけど、
取りあえず、先輩後輩問わず、可愛がられてるらしい翔を知ることが出来たのは収穫かも。
でさ。
翔の反対側に座ってる女の子...
めっちゃ翔のことチラチラ見てる...こいつもか??
そりゃあ、そうだろうけれどさ。
分かっていたことだとしてもね?
前途多難だよ///ホントに...
んで。
当の本人は、そんなこと、全く気付いていない感じなのが、俺の心配を煽るんだ。
......笑顔振りまいちゃってさ(-"-)
たかがそんなことで、その笑顔必要~??
あっ!!!岡田先輩、翔の頭、ポンポンした!!!
それは、いらないでしょ~??
......こうして、
たった3時間弱のミーティングで、俺はどっと疲れてしまった...
こんなので、続くかな~?
マジで、心配になったよ(´・ω・)