第15章 You’re my sunshine
俺たちは、二人で出掛けた。
今日のプランは、
渋谷に出て、本屋に行く。
翔が、探したい本があるようで。
その後は、パンケーキ屋さんに行くらしい。
「翔、パンケーキなんて好きだったっけ?」
「いや、好きでも嫌いでもない...」
「じゃあ、なんで?」
どうやら、学校の友達とつまんない賭けをして負けて、女子に大人気のパンケーキ屋さんに行って、写メを撮ってくるってことになったらしい...
顔を入れて撮って来いと...
それに付き合わせるために、誘った??
もしかして...
でも、いいや。それでも、翔と昼間に出掛けることも少ないし、ましてや、こんなデートっぽいとこ...(*^^*)
電車に乗った。
休みの日だから、満員という訳でもない。
一人分空いた席に、俺を座らせた翔は、
俺の前に立って、つり革を両手で持っている。
俺だって普段なら、一緒に立ってるけどさ、
...夕べさ...ちょっとね...
だから、翔は、少し負い目があるのかな?
無理させたって...
そんなこともないんだけど。
俺だって、まあ、強請った...訳だしさ///
...つ~か、俺、
昼間っから何思い出してるんだよ///
↑思い出したのね~(-_-;)
でも、翔...
逞しくなったな~...腕も太くなった。
撫でてた肩も、筋肉がついて、男らしくなった。
お父さんの勧めで、ジムに通うようになったからだ。
長いときは10時間以上の手術に耐えられる筋力と体力を、今からしっかり付けておくように、と。
そう言われたらしい。
翔パパのお陰で。
俺はその逞しい胸に...
あ、また思考が、そっちよりになっちゃう///