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Green~君といた季節~【気象系BL】

第14章 すれ違う中で


【 雅紀side 】

今日から病院自習だ。
少し緊張するけど、頑張ろう!

俺は少し力を抜くために肩を上げ下げしてみた。

今日からお世話になる整形外科の看護師長が俺たちの前に立って挨拶した。

「......で、この窓からも...見えますよね~?
リハビリ棟でも実習がありますけど...」

みんなが師長さんが指差した方を見たから俺もリハビリ棟を確認しようと外に目を向けたとき、

歩道を歩く翔が目に入った。

『あっ!』
こんなとこで見れると思ってなかったから嬉したった。

そしたら、直ぐにその嬉しさをかき消される光景が...


可愛い女の子が翔に追いついて、楽しそうに話してる。

......翔...あんなふうに、女の子に笑いかけるんだ...


親し気にじゃれる二人に何人もの仲間が合流し、その軍団は、行ってしまった。


「......聞いてますか?」

「相葉、...相葉...」

「何だよ//」


「あなた!!やる気あるの?」

師長に言われて、俺は飛び上がった。
風間は、注意してくれたのに...


「すっ、すみません///やる気あります!!」


...あ~///最悪だ///初っ端っから目を付けられた。
風間にも悪いことしたし(´;ω;`)


集中しなきゃ!!

こんなことで、動揺してるようじゃ、先が思いやられるぞ!!


師長の話の後、病院内の見学になった。

俺は、自分の頬をペシペシ叩いて気合を入れた。

「大丈夫かよ?」心配してくれる風間に、丁重に謝って、俺は病院の廊下を連れ立ってを歩く集団の中に入り込んだ。


...あの子のこと、今夜にでも翔に聞いてみよう...

気になった、何て言ったら、
きっと翔は笑い飛ばすだろうけど...



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