第13章 一緒に暮らそう
賑やかに、3人が帰っていったのは10時を回った頃だった。
「雅紀、ココア入れたから...今日は疲れたでしょ?早くお風呂に入ってゆっくり休むといいよ...」
「あ..うん...」
雅紀が少ししょんぼりしてる...
ほんと、分かりやすいんヤツ(^^;
「よいしょっと...」
俺は、雅紀の隣にくっついて座りなおした。
俺の左腕と雅紀の右腕が密着した。
それでも黙ってココアを飲んでると、
雅紀が居心地悪そうに、少しだけごにょごにょ動いた。
俺は、わざと雅紀の肩に頭を乗せてみた。
「...翔..」
部屋は静かで、街の喧騒が僅か届く程度。
「来てくれて、嬉しい...」
「...うん...」
雅紀の緊張が、ビンビン俺に伝わってくる。
だったらさ...
「雅紀、そんなに緊張しないで♪」
ストレートにそう言って、雅紀の顔を上目遣いに見つめた。
...ゴクリ///と雅紀の唾をのむ音が聞こえた。
俺は逆に、その雅紀のドキドキが楽しくなってきて、
唇を少しすぼめて、
「キス...して...」
そう言った。
雅紀の見開かれた目を見つめながら、そっと瞼を下した。
...3秒後。
静かに雅紀の唇が落ちてきた。
緊張してるせいかな?ちょっと乾燥してるから、俺は舌を出して雅紀の唇をぺロリと舐めた。
すると雅紀は、俺の頭の後ろに手を回し、
俺を引き寄せ、もっと深く口づけた。
情熱的な雅紀のキス...
これじゃあさ、なんか俺が誘ったみたいじゃん♪
↑いや、実際そうだから///
薄く唇を開くと、雅紀の舌が潜り込んできて、
俺の咥内で動き回る。
俺はわざとそれから逃げて見せたけど、結局捕まって絡め取られた。