第12章 新しいスタート
気が付くと、この一連の作業を、
俺は、翔の家の別荘で、
まあ、他に誰もいないとはいえ、
真っ裸で行っていて...
ふと我にかえると、何とも間抜けな...(-"-)
でも、翔を待たせていあるから。
彼の気が変わらないうちに...
あ~...いやっ///そうじゃなくって///
俺はその間抜けな恰好のまま、ベッドルームに跳んで帰った。
「おっ、おまたせ///」
「ふふっ..雅紀、寒くなかったの~」
ベッドの上で、身体にシーツを巻き付けて、
エンジェルちゃんのように←それ、誰??
可愛く笑って俺を迎えてくれた。
「寒い...っていうか、寧ろ熱い!」
そう言いながら、俺は翔の待つベッドにダイブした。
「わあ~///もう~..雅紀ったら..」
俺は目の前のぽってり朱いそこに、
自分の唇を重ねて、翔の言葉を遮った。
それはとても余裕がなくて、後から考えると、すごく恥ずかしいんだけど。
その時の俺は、翔が放つ、不思議な色香に中てられていたのかもしれない...
「..んっ..まさき..ふっ...」
俺は夢中で、その朱を貪るように食べた。
「..ん..あっ..ねぇ..まさ...
...雅紀...ねえ///」
少し強い口調に、俺はふと我に返った...
「あっ...翔、俺..ごめん..」
そうだった...
こんな愛し方、ダメだ...
...翔に、こんな欲情ぶつける様な、
そんな独りよがりのことしたら..///
俺はまた、翔に怖い思いをさせてしまうところだった。
一番してはいけないことなのに///
俺が、一番わかってるはずなのに///
猿みたいに盛って、
翔を欲しがった自分に、腹が立った。