第12章 新しいスタート
狼狽えて目を反らす俺に、翔はにっこり笑って、
「違うよ...雅紀...俺、大丈夫だから...
心配しないで、俺のこと抱いて...」
「...翔..?」
「でもさ、もっとゆっくり、愛しあいたい...
大丈夫...俺はどこにもいかないんだし...
雅紀にちゃんと愛されるつもりで、今日は来たんだから...」
翔の告白に、俺は正直驚きを隠せなかった。
俺が求めたから、渋々承諾してくれたものだと、そう思っていたから。
「翔...それって...」
ホントは俺が抱きたいのに、
ずっと我慢してくれてるんじゃないかって、
翔は、心配してくれてたんだ...
「雅紀だって男なのに、男としてちゃんと恋人を愛したいはずでしょ?」
自分に勇気がないせいで、俺のことを待たせてしまってごめんと、翔はそう言った。
俺はもう、翔の気持ちが嬉しくて、
そんな素振りを見せていたのかと、申し訳なくて、
......何だか泣けてきた...
「雅紀...雅紀の合格祝いに、俺を貰って..」
.....(;O;)...翔//////
俺は、こんなに感動したこと産まれてこの方ないよ!!ってくらいに感動してて///
思わず翔の胸に飛びついた。
「翔!!ありがとう...俺..俺さ、翔にされるの、嫌じゃなかったよ!それはホントだから!!」
「うん...」
「ずっと、幸せだったよ...そんで、今も..」
......(-ω-)
ふと気が付くと、目の前に、翔のピンクの乳首が、至近距離で俺のこと誘ってて...
俺は思わず、そのピンクの粒を舌先でぺろりと舐めた。
「あん...」
翔から、聞いたこともないような少し高い、可愛い声が聞こえて、俺は再び、彼のことを押し倒した。