第10章 大人の階段昇る
【 雅紀side 】
「痛い?苦しい??」
心配そうな顔で翔が俺を覗きこむ。
俺は、にっこりと笑い、
「...平気、だよ..」
とそう言った。
ゆっくりと、俺の様子を見ながら翔の指が入ってくる。
「...入った~♪」
翔が、なんだか嬉しそうに言うから、
どれどれ、入ったのかな?と頭を上げて確認した。
「ほら..ね♪...雅紀...痛くない?辛い~?」
「..痛く..ない..思ったよりも、平気..かも」
すると翔は、またあの天使の笑顔で、
「じゃあ、指増やしてみるね♪」
...(-_-メ)
可愛く小首を傾げてるけど、言ってることはさ///
一旦抜かれた指は、今度は2本になって戻ってきた。
「...んん///」
流石に少し違和感が強いけど、
なんだろ~?...嫌じゃない...
むしろ、翔の綺麗な指が、俺の中に入ってきてるって、そう思うだけで、興奮する...感じで。
俺の中で...翔の指が...
「あっ//////」
「ここ?ここ、良かったの?」
翔は俺の身体が跳ねたポイントをもう一度押した。
「わあぁ///...やめて!!」
何だか、大変なことになりそうで、
俺は翔の手を掴んで止めた。
「雅紀...中に気持ちいいところがあるんだって...俺ね、雅紀と付き合ってるって松岡くんに話したら、教えてくれたんだ...だって俺、雅紀にも、いい気持ちって、思ってほしいから...」
...翔の真面目さに、戸惑う俺...
「いや、でもさ...俺、何かヤバイ感じで...」
「大丈夫!!もうちょっと、我慢しててよ♪」
翔は、嬉しそうに、『俺のその場所』をもう一度押した。
反射で跳ねる背中...
無理だよ///我慢できない~(≧▽≦)