第10章 大人の階段昇る
翔が、今度は手をスエットの中に差し込んできた。
もうすっかり反応してしまっているのを知られるのが、何だか恥ずかしくて、膝を閉じて身を捩る俺...
「雅紀...大きくなってる...」
翔に言われて、恥ずかしくて、消えてしまいたい...
「言うなよ...」
「俺、嬉しい...」
間近で見る翔の顔は、ほんのりほっぺが赤くて、
本当に、人形みたいに綺麗だった。
スエットのゴムに手を掛け、下げようとするのを、
俺は阻止し、
「...俺だけじゃ、やだよ...」
と、そう言った。
その言葉に、翔は少しだけ笑って、俺の見ている前でTシャツを脱ぎ捨てて、そのまま止まった。
「...下も、脱いでよ...」
俺の懇願に、翔は躊躇うことなく、下着ごと、全部脱いで、生まれたままの姿を、俺に晒した。
思わず目を見張ったのは、翔の脚の付け根...
俺と同じに、反り返るソレは、可愛い顔とはアンバランスなほどに、大人だった。
真っ赤になる俺に、
「こんなの、見ても、引かないでよ~?」
って、そう笑った。
.........
「...翔...きてよ...」
俺が両腕をいっぱいに広げると、
翔はその中に真っすぐに飛び込んできた。
俺の狭いベッドの上で、縺れ合う俺たち...
お互いの身体に、大人になった俺たちが擦られあって、もう、ドキドキする。
...そっと、翔のソコに手を伸ばすと、硬くなったソコは、熱を持って脈打っていた。
そっと、上下に扱いてみると、
翔は慌てて腰を引き、
「...だめ...すぐ..出ちゃうから///」
とはにかんだ...
翔......
君は、こんな時まで、どんだけ天使なの~??