• テキストサイズ

Green~君といた季節~【気象系BL】

第10章 大人の階段昇る


【 翔side 】

今夜俺は、雅紀と雅紀ん家でふたりっきりだ。

こんな展開になったら、
凄くドキドキするんだろうと思っていたら、
不思議なくらい落ち着いてて、

で、何だか雅紀に早く触れたいな...
なんて思ってる自分がいて。


だから、泊まってもいい?
って聞いたんだ。


触れてはみたい...
でも、その先は...
自分でも分からないんだ。


雅紀と愛し合いたいって思う自分と、
その先へ進むのが怖いって尻込みしてる自分...

...でも、いつか、どこかで、
その殻を破らなくちゃ...

雅紀とは、ずっと結ばれることなんかない訳で。


「翔、食べよっか♪」

「うん!食べよう!...腹減ったぁ~」


俺たちは、他愛もない話をしながら、
買ってきた牛丼を食べた。


食後、簡単に片づけて、リビングでくつろいでいた。

「翔...風呂、入れば?」

雅紀の提案に、ちょっとドキッとしたけど、
それは気づかれないようにした。

「うん...そうしようかな~」

「じゃあ、こっち来て...」

雅紀に案内されて、風呂場に行くと、
タオルと着替えが畳んで置いてあった。

「着替えさ、俺のだけど...これ、着て~」

「うん...」

「じゃあ、俺行くね..」

なんだかソワソワする雅紀が可愛くて、

「一緒に入る~?」

なんて、言ってみた。そしたら、

「えっ?なっ、何?何言ってんの、翔..
かっ..揶揄うなよ~...」

って...真っ赤になって行ってしまった。

....ホントに、雅紀って可愛い❤



どうしてこんな日に、
こんなに余裕でいられるのか..?

自分でも不思議で仕方なかった....

.....なんか、俺今日、いけるかも...?



/ 543ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp