第9章 男同士
【 雅紀side 】
「翔!!!!」
気が付いたら、翔の側にいって、
翔のこと抱き締めてた。
考えたら嬉しくて///
翔が、そんなこと考えてくれてたことも、もちろんだけど、翔といっしょにいれる毎日!!
なんて、素敵なんだよ///
「翔、俺翔と一緒に仕事する!!」
「ふふっ...雅紀、そんな急がないで...
一生のことなんだよ?ゆっくり考えていいんだから...」
俺の顔を覗き込んで翔がそう言って笑う...
...ちっ、近い///
「翔...ちゅう、したい...」
俺が唇を近づけると、あと1㎝ってとこで、
翔が俯くから、唇を食べ損ねた俺は、
「何で??」
...ちょっとがっついてるみたいじゃん///
↑いや、実際がっついてますから///
「俺の部屋...行く?」
えっ???
しょ、翔の部屋??
...そんなこと言ってさ、俺、自信ないよ~?
「...いいの?」
何がいいんだか、よく分かんないけど、
取りあえず俺は、いいかどうかの確認をした。
「...うん...ここじゃ、落ち着かないし...」
確かに!!
いつ家族が帰ってくるか分かんないし、
...まあ、4時間近くは帰ってこないって、
そう言ってはいたけどね(^^;
「行こうか?」
俺が立ち上がって手を差し出すと、
翔は俺の目を見ながら、手を繋いできた。
うっそだろぉ~//////
ドキドキとワクワクと、そわそわと...
いろんな気持ちを連れたまま、
俺は翔の手を引いて、2階の翔の部屋に向かった。
まさかの展開過ぎてさ、
気持ちの準備も、いろんな準備も、
何にもできてないけど...