第3章 少しずつ、知っていこう
(…あぁ…日誌は書き終わったのに…)
放課後。
静まり返った教室に1人。
そんな私の机の上には大量のノートが…
…………
「!日直ご苦労さん!」
『あ、先生…どうも…』
「いや〜ほんまは仕事早いのに内容ちゃんとやってて偉いなぁ!!」
『別に普通ですけど…』
「ははは!ほんでな、そんな優秀なに頼みごとが〜…」
『…最初からそう言ってください。』
「すまんすまん!
このノート、名簿にチェックつけて欲しいねん!」
『…別にえぇですよ。隣の机置いといてください。』
「おう!堪忍な!終わったら教卓置いといてくれればえぇから!」
『わかりました。』
…………
(…さっさと片付けよう…)
私はすぐにペンを持った。