第2章 友達になろう
『…はぁ?』
「まぁ詳しい事は屋上で!
いっしょに飯食おうや!!」
あ、もうお昼か…
どうりで…忍足は手にお弁当持ってる。
『いや、うち日菜子と食べる約束してんねん…』
「じゃあ高橋も一緒に!!
おーい高橋!!一緒に飯食わへん!!?」
日菜子がこちらに気がついて振り向いた。
「…げ、忍足…あんたと飯なんか食べたらアホが移るわ!!」
「何やお前!失礼すぎるやろ!!
じゃあ借りてえぇかー?」
「えぇよえぇよー。
いってらっしゃい!」
『…本人の意思はどこに…』
「まぁ今日だけやから、な?
千歳ー!!一緒に飯食おうやー!!」
『え、千歳くんも…?』
「当たり前やろ?
あいつもテニス部やからな!」
そんな会話をしてると千歳くんがこちらにやってきた。
「謙也は相変わらず賑やかやね〜。」
千歳くんが私の隣に立った。
で、でかい…
隣にいたことなんてないから…
待ってこんなに背高かったの…!?
「その方が楽しくてえぇやろ!
ほら!も行くで!!」
千歳くんから忍足に目を向けた
『はいはい…』