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FAIRYライブ!

第2章 妖精の尻尾


もぐもぐと火をまるで食べ物のように食べているナツを見て、ボラとルーシィは絶句している。
ナツ「ふー…ごちそう様でした」
ボラ「な…なな…何だコイツはーー!!?」
部下E「火……!? 火を食っただと!!?」
ハッピー「ナツに火は効かないよ」
ルーシィ「こんな魔法見たことない!!」
ナツ「食ったら力が湧いてきた!! いっくぞぉぉお!!!」
そう言ってナツは大きく息を吸い込む。すると、一人の男が思い出したように声を上げる。
部下F「ボラさん! オレぁコイツ見た事あるぞ!!!」
ボラ「はぁ!!?」
部下F「桜色の髪に鱗みてぇなマフラー…間違いねェ!!! コイツが…本物の……」
ドゴォォォォォォオン!!!!
そこから先は言う事は出来ず、全員ナツの吹いた炎に吹き飛ばされた。
ルーシィ「火竜(サラマンダー)……」
代わりにルーシィが呟くように言った。
トーヤ「僕も混ざらせてもらうよ。錬金強化!腕(アーム)!!」
ナツ「よーく覚えとけよ。これが妖精の尻尾(フェアリーテイル)
の……」
ナツは拳に炎を纏い、トーヤは鉄のように変形した拳をボラに向かって思いっきり……
トーヤ&ナツ「「魔導士だ!!!!」」
振り下ろしたのだった。
ルーシィ「火を食べたり、火で殴ったり、本当にこれ……魔法なの!!?」
穂乃果「ま、確かに色々規格外だよね?」
ハッピー「竜の肺は焔を吹き、竜の鱗は焔を溶かし、竜の爪は焔を纏う。これは自らの身体を竜の体質へと変換させる太古の魔法
(エンシェントスペル)」
ルーシィ「なにそれ!?」
ハッピー「元々は竜迎撃用の魔法だからね」
ルーシィ「…………あらま」
ハッピー「滅竜魔法(ドラゴンスレイヤー)!! イグニールがナツに教えたんだ」
穂乃果「ま、竜が竜退治の魔法を教えるって言うのも変な話なんだけどね」
穂乃果がそう言うと同時に、トーヤとナツは戦いながら外へと飛び出していた。
ルーシィ「滅竜魔法(ドラゴンスレイヤー)…すごい……すごいけど……やりすぎよぉぉぉぉお!!!!」
大暴れするナツを見て、絶叫するルーシィ。既に港は半壊状態となっていた。
ハッピー「あい」
穂乃果&トーヤ「「『あい』じゃないっ!!」」
穂乃果「はぁぁ……またマスターに怒られる……」
トーヤ「諦めるしかない...」
4人の中でトーヤと穂乃果は頭を抱えていた。すると……
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