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FAIRYライブ!

第2章 妖精の尻尾


ナツ「お前が妖精の尻尾(フェアリーテイル)の魔導士か?」
サラマンダー「それがどうした!?」
ナツ「よぉくツラ見せろ」
穂乃果「見なくても分かるでしょ?」
穂乃果がそう呟いた瞬間、ナツは二人の男を纏めて殴り飛ばす。
ナツ「オレは妖精の尻尾(フェアリーテイル)のナツだ!!! オメェなんか見たことねぇ!!!」
サラマンダー「なっ!!?」
ルーシィ「え? 妖精の尻尾(フェアリーテイル)!!? ナツが妖精の尻尾(フェアリーテイル)の魔導士!!?」
ルーシィが驚愕していると、男達の目にナツの右肩の紋章が目に入る。
部下C「な……! あの紋章!」
部下D「本物だぜボラさん!!」
ボラ「バ…バカ! その名で呼ぶな!!」
本当の名前を言われたサラマンダー…ボラはうろたえる。
ハッピー「ボラ…紅天(プロミネンス)のボラ。数年前『巨人の鼻(タイタンノーズ)』って言う魔導士ギルドから追放されたヤツだね」
トーヤ「確か魔法で盗みを繰り返して追放されたっていう小悪党だね」
ナツ「オメェが悪党だろうが善人だろうが知った事じゃねえが、
妖精の尻尾(フェアリーテイル)を語るのは許さねえ」
ボラ「ええいっ!! ゴチャゴチャうるせえガキだ!!!」
その瞬間、ボラが放った炎に包まれるナツ。
ルーシィ「ナツ!!」
ボラ「次はテメェらだ! 全員捕らえろ!!!」
ボラがそう指示を出すと、男達が一斉に四人に襲い掛かる。
ルーシィ「くっ……!」
ドォン! ドォン! ドォン!
「「「ぐあぁぁぁぁあ!!!」」」
ルーシィ「っ!?」
突然銃声が鳴り響き、撃たれた男達が床に転がる。
「ト、トーヤ……?」
ルーシィは撃った人物、トーヤを見る。そのトーヤの両手にはニ丁の銃が握られていた。
トーヤ「安心して。魔法で作った弾丸だから死にはしない」
そう言うと穂乃果が飛び出し男達を攻撃していく。
そこでルーシィは気がついた。先ほどまで服の袖で隠れていたが、2人の右腕にもナツと同じ紋章が刻まれていることに。
ルーシィ「2人も…妖精の尻尾(フェアリーテイル)の魔導士!!?」
トーヤ「まぁね」
穂乃果「それに大丈夫だよ、ナツ君はその程度じゃ死なないよ」
ルーシィ「何を言って……」
ナツ「まずい」
「「!!?」」
すると、炎の中からナツの声が聞こえてくる。
ナツ「何だコレぁ、お前本当に火の魔導士か? こんなまずい火は初めてだ」
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