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FAIRYライブ!

第2章 妖精の尻尾


ルーシィ「そういえばあんた達は誰か探してたみたいだけど……」
ハッピー「あい、イグニール」
ナツ「火竜(サラマンダー)がこの街に来るって聞いたから来てみたはいいけど別人だったな」
ハッピー「火竜(サラマンダー)って見た目じゃなかったんだね」
トーヤ「完全な無駄足だったね...」
ルーシィ「見た目が火竜ってどうなのよ……人間として……」
ナツ「ん? 人間じゃねぇよ。イグニールは本物の竜だ」
それを聞いたルーシィはガタンっと音を立ててのけぞった。
ルーシィ「そんなの街中にいるハズないでしょー!!!」
ナツ&ハッピー「「(ピクッ)」」
ルーシィ「オイイ!!! 今気付いたって顔すんなー!!!」
トーヤ「……だから僕は最初からそう言ってたのに……」
統夜の呟きは誰にも聞こえなかった。
ルーシィ「あたしはそろそろ行くけど、ゆっくり食べなよね」
ルーシィがお金を置いてそう言うと、ナツとハッピーは涙を流し…
ナツ「ごちそう様でした!!!!」
ハッピー「でした!!!!」
その場で土下座した。
トーヤ「ご飯ごちそう様」
穂乃果「そのギルドに入れるといいね」
ルーシィ「うん! ありがとう!」
そう言うと、ルーシィは嬉しそうに店を出て行ったのであった。

◆◇◆◇◆◇◆◇

ナツ「ぷはぁー食った食った」
穂乃果「美味しかったねー」
ハッピー「あい」
トーヤ「君達は食べ過ぎだよ...」
四人が店を出る頃には、完全に日は落ちて夜になっていた。
穂乃果「あれ? あの船って…」
ふと、高台から海の方角に視線を移した穂乃果の目に一隻の船が写った。
トーヤ「サラマンダーが線上パーティーやるって言ってたけど、あの船かな?」
ナツ「うぷ、気持ちワリ……」
穂乃果「想像して酔わないでよ」
すると……
女性A「見て見て~! あの船よサラマンダー様の船~。あ~私パーティー行きたかったなぁ」
すぐそこに居た女性の会話が聞こえた。
トーヤ「サラマンダー?」
女性B「知らないの? 今この街に来てるすごい魔導士なのよ。あの有名な妖精の尻尾(フェアリーテイル)の魔導士なんだって」
「!!」
それを聞いた四人は目を見開く。
ナツ&穂乃果「「妖精の尻尾(フェアリーテイル)?」」
トーヤ「あの人が……?」
そう呟いたナツと穂乃果と統夜は船をジッと見据える。
ナツ「…うぷっ」
トーヤ&穂乃果「「だから想像して酔わないで!」」
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