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FAIRYライブ!

第2章 妖精の尻尾


残されたトーヤはそう愚痴を言った後、走って行った二人を追いかけた。
穂乃果「あっ、置いてかないでよー!」
穂乃果もトーヤを追いかける。

ナツ「イグニール!! イグニール!!!」
イグニールに会いたい一心で人込みを掻き分けるナツ。
ナツ「イグニール!!!!」
そして人込みの中心に到達すると、一人の男性と目が合う。それを見たナツは……
ナツ「誰だオマエ?」
と言ったのだった。
サラマンダー「サラマンダーと言えば、わかるかね?」
男性はキリっと言い放つが……
ナツ「はぁ~」
既にナツは溜め息をつきながら遠くを歩いていた。
ハッピー「はやっ!?」
女性A「ちょっとあなた失礼じゃない?」
女性B「そうよ!! サラマンダー様はすっごい魔導士なのよ!」
女性C「あやまりなさいよ!」
ナツ「お? お? なんだオマエら」
だが、すぐに野次馬の女性達に引き摺り戻された。
その後、サラマンダーは船上パーティーがあると言って、炎に乗って去って行った。

ナツ「なんだアイツは?」
???「本当、いけすかないわよね?」
すると、一人の金髪の少女がナツに話しかけた。
???「さっきはありがとね♪」
ナツ「は?」
ハッピー「?」
突然お礼を言われ、首を傾げるナツとハッピー。すると……
トーヤ「ナツ! ハッピー! やっと追いついた……」
穂乃果「二人共、速いんだから...」
息を切らしたトーヤと穂乃果が走ってきた。
ナツ「おぉトーヤ、穂乃果! 遅かったな」
穂乃果「貴女は?」
ルーシィ「あたしはルーシィ。さっきこの二人に助けてもらったの」
トーヤ「僕はトーヤ。で、こっちがナツで、そのネコがハッピー。そして...」
穂乃果「穂乃果だよ。よろしくね、ルーシィちゃん」
ルーシィ「よろしく! それでお礼がしたいから、みんなでご飯でも食べに行かない?」
ナツ「メシ!!?」
ルーシィの言葉にいち早く反応するナツ。そんなナツを見てトーヤは溜め息をつく。
トーヤ「まったく…ナツはもう行く気満々みたいだし。それじゃあ、お言葉に甘えさせてもらおうかな?」
ハッピー「あい!」
穂乃果「わーい!ご飯だー!!」
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