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FAIRYライブ!

第5章 火竜とハンターと猿と牛


夕日が沈みかけているマグノリアの街。そこではロメオが一人、マカオの帰りを待っていた。そんなロメオの脳裏には、妖精の尻尾フェアリーテイルの魔導士をバカにする少年達の言葉が浮かんでいた。
『酒臭い』『腰抜け』などの言葉に反感したロメオは、マカオにすごい仕事を行って来て欲しいと頼んだのである。しかし、それが今回の結果を生んでしまったことに、ロメオは罪悪感を感じていた。
マカオ「ロメオーー!!!」
ロメオ「!!」
名前を呼ばれたロメオはバッと顔を上げる。そこには、ナツとトーヤに肩を借り、申し訳無さそうな表情をしているマカオの姿があった。
ロメオ「父ちゃん…ゴメン…オレ……!」
ロメオは罪悪感を感じて涙を流す。
マカオ「心配かけたな。スマネェ」
そんなロメオを、マカオは力強く抱き締めた。
ロメオ「いいんだ…オレは魔導士の息子だから……」
マカオ「今度クソガキ共にからまれたら言ってやれ」
マカオはロメオに笑みを見せながら……
マカオ「テメェの親父は怪物19匹倒せんのか!? ってよ」
それを聞いたロメオは涙を流しながら嬉しそうに笑った。そして帰ろうとしているナツ達に視線を向ける。
「トーヤ兄ーー!! ナツ兄ーー!! にこ姉ーー!! 真姫姉ーー!! ハッピー!! ありがとぉーー!!」
トーヤ「うん!」
ナツ「おー」
真姫「ふふっ」
にこ「ええ」
ハッピー「あい」
ロメオ「それと…ルーシィ姉もありがとぉっ!!!」
ロメオのお礼の言葉に、六人は笑いながら片手を振って応えたのだった。

ED『きっと青春がきこえる』
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