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FAIRYライブ!

第5章 火竜とハンターと猿と牛


その後…五人はマカオを探して山を歩き始めた。
ルーシィ「そ、その毛布貸して…」
ナツ「ぬお」
しばらく歩くと、ルーシィはナツが持ってきていた毛布を借りて身に纏う。そして一本の鍵を取り出す。
ルーシィ「ひひ…ひ…開け……ととと…時計座の扉『ホロロギウム』!!」
すると、置時計の姿をした星霊が現れる。
ナツ「おお!!」
ハッピー「時計だぁ!!」
トーヤ「これが星霊魔法!」
真姫「ことり以外にも星霊魔法使いがいたのね」
ホロロギウムを見た四人は感嘆の声を上げる。そしてその間にルーシィはホロロギウムの体内に入り込む。
ホロロギウム「『あたしここにいる』と申しております」
ナツ「何しに来たんだよ」
トーヤ「あはは…」
真姫「イミワカンナイ...」
どうやらホロロギウムの中に居る間は彼がルーシィの言葉を代弁するようだ。
ホロロギウム「『何しに来たといえば、マカオさんとにこはこんな場所に何の仕事をしに来たのよ!?』と申しております」
ナツ「知らねえでついてきたのか?」
トーヤ「凶悪モンスター〝バルカン〟の討伐」
ルーシィ「!!!!」
それを聞いたルーシィは驚愕で目を見開く。
ホロロギウム「『あたし帰りたい』と申しております」
ナツ「はいどうぞと申しております」
トーヤ「気をつけてねと申しております」
真姫「早く行きましょ」
ハッピー「あい」
そんなルーシィを気にもかけず、四人はさっさと歩き出す。

ナツ「マカオーー!! いるかー!!」
トーヤ「いたら返事してくださーーい!!」
真姫「にこちゃーーん‼︎どこーー‼︎」
ナツ「バルカンにやられちまったのかーー!!!」
トーヤ「マカオさーーん!!」
ナツとトーヤと真姫はマカオの名を呼びながら彼を探す。すると、近くの岩山の上からガサガサと物音がした。
ナツ&トーヤ&真姫「「!!!」」
そして何かが飛び出してきて、三人に攻撃を仕掛けてきた。
ナツ「トーヤ!!真姫!!」
トーヤ「うん!!」
真姫「ええ!!」
それを見た三人はバック転で攻撃を避ける。
ナツ「バルカンだーー!!!」
その攻撃を仕掛けて来たのは、マカオの仕事の討伐対象である猿のようなモンスター『バルカン』だった。
トーヤ「真姫ちゃんはルーシィちゃんの所にいて!」
真姫「分かったわ!」
そう言って真姫はルーシィの元に向かった。
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