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FAIRYライブ!

第4章 総長あらわる!


ロメオ「そんなに遠くないじゃないかっ! 探しに行ってくれよ!! 心配なんだ!!!」
マカロフ「貴様の親父は魔導士じゃろ!! 自分のケツも拭けねぇ魔導士なんぞ、このギルドにはおらんのじゃあ!! 帰ってミルクでも飲んでおれい!!!」
マカロフにそう怒鳴られたロメオは……
ロメオ「バカー!!!」
マカロフ「おふ」
マカロフを殴って泣きながらギルドを出て行った。
ルーシィ「厳しいのね」
ミラ「ああは言っても本当はマスターも心配してるのよ」
それを見ていたルーシィは気の毒そうに言う。すると……
ズシッ
突然轟音が響く。見るとそこには、ナツが先ほどの仕事の紙をリクエストボードに叩き付けて戻していた。
メンバーA「オイイ! ナツ! 壊すなよ!!」
そんな抗議の言葉を無視して、ナツとトーヤは無言で出口へと向かって行った。
真姫「待って!私も行くわ!」
真姫はトーヤとナツを追いかけた。
メンバーA「マスター。ナツとトーヤの奴、ちょっとヤベェんじゃねえの?」
メンバーB「アイツ…マカオを助けに行くつもりだぜ」
メンバーC「これだからガキはよぉ……」
メンバーD「んな事したって、マカオの自尊心がキズつくだけなのに」
そんな言葉を聞いて、マカロフはキセルを咥えながら笑う。
マカロフ「進むべき道は誰が決めることでもねえ。放っておけぃ」
それを見ていたルーシィは近くに居たミラに尋ねる。
ミラ「ナツとトーヤもロメオくんと同じだからね」
ルーシィ「え?」
ミラ「たぶん…自分とたぶっちゃったのかな。ナツのお父さんも出ていったっきりまだ帰って来ないのよ。お父さん…って言っても、育ての親なんだけどね。しかもドラゴン」
それを聞いたルーシィは引っ繰り返る。
ルーシィ「ドラゴン!? ナツってドラゴンに育てられたの!!?そんなの信じられる訳……」
ミラ「無いわよね。小さい時そのドラゴンに森で拾われて、言葉や文化や…魔法なんかを教えてもらったんだって。でもある日、ナツの前からそのドラゴンは姿を消した。何の前触れもなくね」
それを聞いたルーシィはナツの探していたドラゴンの話を思い出す。
ルーシィ「そっか…それがイグニール……」
ミラ「そう。そしてナツは、いつかイグニールと再会する日を楽しみにしてるんだ。そーゆートコがかわいいのよねぇ」
ミラの言葉にルーシィは苦笑いで返す。
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