第4章 総長あらわる！

ナツ「だーはっはっはっ!!! みんなしてビビりやがって!!! この勝負オレの勝…ぴ」
調子に乗ったナツはマカロフに踏み潰される。
マカロフ「む、新入りかね」
見慣れない顔に気がついたマスターはルーシィを見る。
ルーシィ「は、はい……」
ルーシィは完全に怯えていた。
マカロフ「ふんぬぅぅぅ…」
突然力み出すマカロフ。あまりの恐怖に口をパクパクさせるルーシィ。そして、次の瞬間…
プンプンプン
と、奇妙な音を立ててマカロフは小さくなり、最終的にはルーシィの膝くらいの大きさになった。
マカロフ「よろしくネ」
フランクに片手を挙げて言うギルドマスター『マカロフ』
マカロフ「とう!!」
すると、マスターは二階の手すりの上に飛び移る。
マカロフ「グエッ!!」
誤って頭を打ち付けてしまったのは見なかったことにした。
マカロフ「ま～たやってくれたのう貴様等、見よ評議会から送られてきたこの文書の量を」
そう言って書類の束を見せるマカロフ。

マカロフ「まずは…グレイ」
グレイ「あ？」
マカロフ「密輸組織を検挙したまではいいが…その後街を素っ裸でふらつき、あげくのはてに干してある下着を盗んで逃走」
グレイ「いや、だって裸じゃマズイだろ」
エルフマン「まずは裸になるなよ」
マカロフ「エルフマン!! 貴様は要人護衛の任務中に要人に暴行」
エルフマン「『男は学歴よ』なんて言うからつい……」
マカロフ「カナ・アルベローナ、経費と偽って某酒場で呑むこと大樽15個しかも請求先が評議会」
カナ「バレたか…」
ことり「カナさんって怖いもの知らずだね～♪」
ことりは楽しそうにカナを見ていた。
マカロフ「ロキ……評議員レイジ老師の孫娘に手を出す。某タレント事務所からも損害賠償の請求がきておる」
海未「サイテーですね」
海未は軽蔑の目でロキを見る。
マカロフ「高坂穂乃果!! 貴様は盗賊退治に行き、盗賊と間違えて旅の商人たちを襲う!!」
穂乃果「あう……」
穂乃果は指先を合わせ落ち込む。
マカロフ「そして、ナツ……」
マカロフはがっくりと項垂れる。
マカロフ「デボン盗賊一家壊滅するも民家7件も壊滅。チューリィ村の歴史ある時計台倒壊。フリージアの教会全焼。ルピナス城一部損壊。ナズナ渓谷観測所崩壊により機能停止。ハルジオンの港半壊」
トーヤ『本で読んだことある記事、ほとんどナツだったのか...』