ふらたーなる *Fraternal* 【気象系BL】
第1章 Doctor Call
『あっ、ダメっ…しょ…離して…』
『ええかあ、ほのまま…はんじへ?
(いいから、そのまま…感じて?)』
多分、疲れすぎて逆に昂っちゃってるんだろうなぁ…。
そんな事を思いながら、口の中の智兄を舐るようにして味わう。
「んっ、んんっ、ダメ…しょぉくぅん…
でちゃぅ…でちゃうからっ…
はなし…ってぇ!」
懇願するようにいう智兄が可愛くてついいじめたくなる。
キュッと根元を指で締めると一旦口から出す。
『智兄が言うから…離したよ?
どうする?このままじゃ辛いでしょ?
自分でやる?それとも俺がやる?
自分でやるならちゃんと抜けるかどうか見ててあげるからね?』
『いじわる…しょうのいじわる…
できないもん…自分でなんて…』
半べそをかきながらそういう智兄は兄さんとは思えないほど可愛い。
『だからしてあげるって言っただろ?
ほら…』
智兄の濡れた切っ先に舌を這わせる。
それを合図にしたかのように小さく智兄が言った。
『しょうくん…おねがい…つらいの…』
『うん、俺が治してあげるから…ね?』
そのまま再び滾るモノを口に納め、一気に追い上げる。
『あっ、あっ、ダメっ…
出る…でちゃうよぉ…』
可愛い声に煽られながら先っぽを強めに吸い上げると智兄の躰が浮いてそのまま熱を吐き出しベッドに沈んで行った。
『ごちそうさま…』
脱力した智兄の着衣を整え、ブランケットを掛ける。
そして白い腕に点滴の針を刺した。