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ふらたーなる *Fraternal* 【気象系BL】

第2章 Dear ―Doctor Call Ⅱ ー



カルテをまとめて、引き継ぎ資料を作り終えてデータを保存をクリックして、PCのモニターの隅の時計に目をやって軽くガッツポーズ。


「よかったぁ…なんとか約束守れそう」


そのまま白衣を脱いで備え付けのロッカーにいれてその場で着替える。

今日は手術も入ってないから私服に白衣を羽織っただけだから着替えも素早く終わる。

カバンとコートを掴み、部屋の電気を消して施錠するとそのまま足早に救急に向かう。

入り口で声をかけて中に入ると向こうから坂本先生が歩いてきた。


「お疲れ様です。意外に早かったですね?
 
 さっき潤先生の点滴の針、抜いたので。

 もう、連れて帰って大丈夫ですよ。

 あっ、メプチンは看護師に指示してあるので帰りに受け取って下さい」


「ありがとうございます」


「それにしても兄弟仲良しなんですね。
 
 すぐ下の弟先生だっけ?翔先生かな?
 さっき電話もらいましたよ。

 手続き関係も全部終わってるし処方してほしい薬も教えてくれるし丁寧にご挨拶も貰ったし…。
 
 ちょっと羨ましくなるぐらいです。

 それじゃ、お大事に…」


頭を下げる僕にそう言うと坂本先生はにこにこ笑いながらまた次の患者さんの受け入れに走って行ってしまった。




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