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ふらたーなる *Fraternal* 【気象系BL】

第1章 Doctor Call




しばらくして、雅紀が智兄と下に降りてきた。


「あ、智兄!平気なの?
 なんか食べれそう?」


潤が嬉しそうな心配そうな顔でキッチンから智兄たちに声をかける。

和は潤と一緒にキッチンにいるけど俺は立ち入りを禁止されてるから大人しくリビングで新聞を読んでる。

そんなに邪険にしなくてもいいのにって思うけど…。

まぁ、確かに料理はからきしだけど…。
でも、俺だってカップラーメンは作れるし、レンジでチンも出来るのに…。

智くんに飛びつく勢いでキッチンを出てきた潤。


「潤ちゃん、おはよ。

 ちゃんと食べるよ。
 昨日もお夕飯ありがとうね?」


「いいのいいの、料理好きだし、兄たちが喜んでくれるのが一番!

 智兄、お粥でいいよね?」


潤が雅紀に聞いている。


「うん、そうしてくれると嬉しい」


そう答える雅紀に智くんが不満げな顔をする。


「もぅ…­僕平気なのに。

 みんな心配性すぎるんだよ!
 僕だって医者だよ?

 自分の体のことぐらいわかるもん­」


プンプンという擬音がピッタリとくるような怒り方をしてる智くん。

ほんと可愛いよ。


「わかってないからぶっ倒れるんでしょ?」


和もキッチンから出てきて参戦する。


「ぶっ倒れてないもん!」


「嘘おっしゃい!
 翔さんが寸前でなんとかしただけでしょ?」


「違うもん、翔くんが…

 来ないとキスするって言うから」


やべっ和の顔が怖いよ…。



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