ふらたーなる *Fraternal* 【気象系BL】
第1章 Doctor Call
「でもね、その先に更なる快感があるの
知ってるでしょ?
いいんだよ、そこに行って。
快楽を得るのは悪いことじゃないんだから
智が望むままにそれを手に入れればいい」
和くんの言葉が僕の中の理性を崩していく。
「智くん、言ってみて。
俺たちがあげるから。
なににも囚われなくていいよ。
羞恥も理性も捨てちゃいな?
丸ごと受け止めるから。
智くんの事が大好きだから…。
全部あげる」
翔が迷う僕にとどめを刺す。
いつもそう。
ここまでしてもらわないと、握りしめたものを手放せない僕。
「智の乱れるところがみたい」
「智くんを俺たちで乱したい…」
「「だから…来い!」」
2人の声がステレオで聴こえてくる…。
オチテモイイデスカ?
何度も何度も抱かれてるのに毎回繰り返される葛藤。
そんなめんどくさい僕なのに弟たちは見放さない…。
コノママ、ユダネテイイデスカ?
そう、僕はこのインモラルな状況に溺れてるんだ…。
「智くん?」
「智?」
大好きな二人…。
僕の大事な人…。
こんな僕を愛してください…。
「翔、和、おねがい…。
舐めて?胸も………お…ちん…ちん…も…
いっぱいなめて…くだ……さぃ」
小さく掠れる声。
でも欲が滲み出てるのがわかる…声。
弟たちに懇願する。
キモチヨクシテクダサイ…ボクヲ。