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ふらたーなる *Fraternal* 【気象系BL】

第1章 Doctor Call




翔くんと和が僕を前後から挟むようにしてあちらこちらを触る。

僕を挟んで視線を交差するとそのまま濃厚なキスをし始める2人。

くちゅくちゅと唾液が絡む音が耳のすぐ傍で聞こえて身体が震える。

二人とも手を僕の胸元に差し入れてる。
翔くんは襟元から和は裾から…。

二人の指がバラバラに僕の乳首を捏ねる。
バラバラのはずの動きが時々シンクロして…。


「あっ、いいっ!
 ひっっ、もっと…もっとぉ…」


気持ちよくてでも決定的な刺激を受ける訳じゃないから躰が焦れる。

時々、あまりの気持ちよさに身体に力が入る。

昇りつめたいのに…反応をみてはぐらかすように、触り方を変える二人。

じれったくてどうしようもなくて口からねだるように甘い声が出てしまう。


「やっ、やぁっ、もっとぉ…」


「もっとどうして欲しい?
 智、教えて?」


耳に響く和くんの声。
普段より低くてセクシーでそれだけで躰の奥が熱くなる。


「あっ、なめ…て…くだ……い」


「智くんはどこを舐めた欲しいの?

 ちゃんと教えて?」


わかってるくせに翔がわざと耳元で言う。


「ここ?それともこっち?」


掠めるように動く手が胸元と下半身を触る。


「あんっ、どっちも…して?」


「『どっちも』じゃわかりませんよ?

 ちゃんとおねだりして?智。

 恥ずかしい気持ちが大きいのは
 知ってますけどね?」


和くんが診断する様に僕の心の中を当てていく。

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