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ふらたーなる *Fraternal* 【気象系BL】

第1章 Doctor Call




「智がそうやって素直に言えるなら…
 いかないよ、傍にいる」


翔兄に抱きしめられたままの智に言うと、握ったままの僕の服を引き寄せる智。


「すなおにっ…いう…かっ…らっ…

 かず…くんもっ、そばっ、にっ、いてっ」


「あーもぅ、そんなに泣いて…

 本当に可愛いんだからっ」


智の唇にキスを落とす。

私のキスに応える用に顔を上げる。
涙で光る瞳が綺麗で…愛しさが募る。


「どうして欲しい?教えて?」


耳元に囁くと小さな声が帰ってくる。


「……きもち…よく……して?」


上だけ着せつけたスエットの裾を少し捲りあげて顔を赤くしながら言う。

智を背後から抱いた翔兄が小さな身体を抱き抱えて自分の膝に載せた。


「なんにも考えなくていいから感じて?

 俺たちが叶えてあげるから…

 して欲しいことだけ教えて?ね?」


翔さんが智の右耳を食みながらそう言うと右胸に手を忍ばせる。


「智?どれだけ声を上げてもいいし

 ガマンなんてしなくていいからね?

 気持ちよくなることだけ考えて?

 誰も智を軽蔑しないよ?

 だからね、自分を開放して?」


智の左側から智の耳に囁き、そのまま耳を舐め上げる。


「ひぁっ、み…みっ、だめっ、」


その声に1度、舌の動きを止める。


「やっ、やめ……なぃ…でぇぇ…」


「そうだよね、智くんの『やめて』は

 『やめないで』だもんね?」


翔さんが笑いながら言う。
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