ふらたーなる *Fraternal* 【気象系BL】
第3章 halftone ーDoctor Call Ⅲー
「もっと?」
「もっと……あぃ…して……きもち…よく……して……」
恥ずかしそうに…それでも自分の意志を口にする翔くんが愛おしすぎて…。
その言葉に僕も動く。
翔の躰をゆっくりとベットに押し付け腰を上げさせた。
バックから翔くんの望むように何度も抜き差しする。
「あっ、あっ、さとにっ、ふかっっ」
「ああっ、しょぅ、そんなっ、締めないでっ」
「だってっ、きもちっ……ぃっ」
「もっと、気持ちよくっ、してあげるっっ、から……そのままっ、前っ、みて?」
翔くんに顔を上げるように言うとゆっくりと顔が上がる。
その瞬間、翔くんの腕を引っ張って上体を反らせる。
「んあっっ」
上体を反らした翔くんは挿入角度が変わったのと目の前の光景に小さな悲鳴を上げた。
翔くんの前にあるのは鏡。
そこには顔を紅潮させ、瞳を潤ませた翔と欲に染まった僕の顔が映る。
「あっ、やだっっ」
恥ずかしげに鏡から視線を外すから僕も動きを止める。
動きを止めた僕に翔くんが少し恨みがましい顔をする。
普段よりもずっと幼い顔が鏡に映る。
「翔?お顔見せて?
ほら、誰が翔のことを愛してるのか…自分の目で確かめて?」