ふらたーなる *Fraternal* 【気象系BL】
第3章 halftone ーDoctor Call Ⅲー
どこを誰に任せるかがわかって、それを実行出来るようになるともう一歩進める。
潤くんは間違いなくいい医師になるね…。
「そっかぁ、潤くんが判断して任せてきたなら大丈夫だね。
今日も一日お疲れ様でした」
潤くんから鞄を受け取りそのままおかえりって頬にキスをした。
潤くんが帰って来てそんなにしないうちに和も帰って来た。
手には今日の戦利品の新しいゲームソフト。
誰が見てもわかるほどテンションが上がってる。
「おかえり、和。
お目当てのゲーム買えたんだね?」
「うん、ずっと待ってたんだよね、これ。
前作から随分経つから」
「ふふ、よかったね!
でもあんまり夢中になりすぎちゃダメだよ?
僕たちは体が資本なんだからね?」
「もちろん、わかってますよ?
これはまぁ、心の栄養補給みたいなものですから…。
多少は大目に見てくださいね?」
「まったく…。
まぁ、和くんなら大丈夫だよね。
あ、ゲームはご飯の後からにしてね?
もうすぐ夕飯だから早く着替えておいで?」
そう言って和くんの背中を押す。
入れ替わりで潤くんが降りてきて夕飯の支度を手伝ってくれた。