• テキストサイズ

ふらたーなる *Fraternal* 【気象系BL】

第2章 Dear ―Doctor Call Ⅱ ー




アスパラと人参とチーズを薄切りのロース肉で巻いて衣を着けて揚げた俺の得意料理の一つなんだ。

これは智も和も食べてくれるから…手はかかるけど作ることにした。


「んっ、やっぱりおいしい!

 潤くん、ありがとう!」


美味しそうに頬張っている智を見て俺も嬉しくなる。


「これ、好きだもんね?

 最近作ってなかったもんね?

 時間あったし…そんなに喜んでくれてホント作ってよかったよ」


「ふふふ、翔たちに怒られたちゃうかな?
 『ズルい』って」


笑いながらそんなことを言う。
ほんと、この人…どこまでかわいいんだ?


「そんときには作るから大丈夫!

 だからたくさん食べて?」


「うん!」


ほんと、いつもこれぐらい食べてくれれば苦労ないんだけどね?

そんなことを思う程、今日はよく食べてくれた。


「やっぱり大好きな弟と食べるのっていいね?

 一人だとさ、なんかもう…作業なんだよね、食事さえも…。

 だから…潤が来てくれて本当に嬉しいよ。

 ありがとうね?」


抱きしめたくなるのを我慢して一言どういたしましてと返した。


/ 194ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp