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好きやねん。

第4章 ごめん、でも……【神崎side】


彼女とのことがあってから、彼女を何度か校内で見かけた。まあ、知らなかっただけで今までも見かけたことはあっただろうけど。

彼女はいつも楽しそうに笑っていた。


俺を叩いた女の子とはまるで別人。


可愛い。

可愛かった。


でも、その笑顔が俺に向けられたことは無かった。俺と目が合う度に彼女は笑うのをやめ、俺を睨んできたから。


でも、たった一度だけ。



たった一度だけ、俺に笑ってくれたことがある。





その時に、俺は完全に彼女に落ちた。
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