• テキストサイズ

【おそ松さん】月下に咲くは六色の花

第2章 夜に舞うのはコウモリ達



「ねえ?お客様にお茶も出さないの?」

ふと後ろを向けば、ピンク色の奴が銀色のトレンチを片手に持って立っていた。

「アールグレイなんだけど、どうぞ?」

小首を傾げながら、目の前に紅茶が置かれた。
これあざといな、計算か?計算だな?あんまり好きではない系統だ。

「トド松~、お兄ちゃん達の分は?」

「えー、なんで兄さんたちに入れるの?兄さんたちはお茶でもなんでも指パッチンですぐ出せるでしょー?」

やはり、こいつ計算高いやつだな。
でもまぁ、紅茶は美味しいのでお礼は言わないとダメだ。

「ありがとう、とっても美味しいです。トド松くん。」

そういったら、トド松くんは心底嬉しそうな顔して私を見つめた。

.... なんだ、そんな顔もできるんだ。

そっちの顔の方が素敵だとおもうんだけどな。

「さて!全員の名前は覚えたみたいだし本題に入ろうか!」

両手をパンっと叩いて、おそ松がそう言った。
本題とは、いったいなんのことだろうかと皆目検討がつかないけど、なんでだろうな.....


すっごい嫌な予感がする。
/ 682ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp