第6章 ブレックファーストはドレスコードで....
「あーもう、これからどうしてけばいいのぉ」
頭を抱えながら、絶望に浸る。
最悪だ。
拐われ、血を吸われ、半裸で扉から落ちて、目覚めたら言葉にできない部屋に精神を持ってかれて
あげくはバイトクビ?
笑えない、笑えないから本当に、笑えないから。
「どうして....どうしてくれんのよ.... この馬鹿松どもが.... お前らが私を拐ってきたりなんかしなけりゃ.... これからどうやって生きてけばいいわけ?答えろクズども.... 」
拐ってきたことに関しては全員が同罪だ。
「え?なんでなんで?なんでみんなで拐ったってしってんのー!!?!」
何でだろうねー?!
夢にみたからかなー!!?!
てゆーか拐われたからここにいるんだよねー!??!
「十四松くん。悪いけどちょっと黙ろうか?」
「了解しました監督ー!」
十四松くんのことは可愛くて好きだけど、生活の事となると話はまた別だ。
「....ここで住み込みで働きなよ」
さらっとそう言ってくれたのは、一松くんだった。
「....オレちょうど、一緒に猫の餌やりする人探してたんだよね.... 」
ずずっとコーヒーを飲みながら、そう言ってくれた。
神か?!君は神なのか一松くん!!!
「僕もさんせー!これでずーーーーーっと一緒に遊べるもん!」
嬉しそうに私に抱き付いてくる十四松くん。
十四松くん!エンジェルか!?君はエンジェルなのか!!
「レディ、俺のせわ」は自分でやれイタ松」
笑顔でそういい放つ。
いつのまに復活しやがった。
タフなやつめ....