第6章 ブレックファーストはドレスコードで....
「けっ!死にさらせ馬鹿松」
満面の笑みでそういえば、胸の奥が一ミリだけスッとした。
本当は鉛玉をぶちこんでやりたいとこだけど、我慢してやる。
「ちょっとちょっと、おそ松様に対してその扱いは違うんじゃないかなー?」
テーブル越しにいたと思えば、真後ろから声がする。
「はんっ!なにがおそ松様よ!この馬鹿松!あんたには馬鹿松でじゅーぶんだっつーの!」
「ほほーう、随分とよゆーだね?一昨日のこと忘れた?」
思い出したくもねーよ!
くっそ痛かったわ!
でもね?
「はっ?それ脅し?そんなことで引き下がるとでも思ってんの?」
イライラの方が勝ってんだよこの野郎が!
.... って
今一昨日って言った?
「一松くん、今日何曜日?」
笑いを堪えていた一松くんに尋ねる。
「火曜日だけど?」
普通に答えられる。
そっかそっかぁー火曜日かぁ.... って....
「バイトオオオオォォォォ!!!」
ものすっごい大音量が、食堂全体に響く。
そしてドシャッと私はその場に倒れ混んだ。
「あ.... ぁぁぁ、どうしよう.... 」
一日休むことがどれだけ信用を失うかよくわかってる私には大問題。
「さらに追い打ちかけるようで悪いけどさー」
私の目の前にしゃがみこむおそ松
いつのまにか、ズボンのコーヒーのシミがなくなってる。
「バイトクビだってさ」
ものすっごい爽やかな笑顔でとんでもないことをいい放つおそ松。
こいつ、本当に殺す
絶対絶対絶対殺す!