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【おそ松さん】月下に咲くは六色の花

第27章 白無垢よりもウェディングドレスよりもタキシード!?



鮮やかな赤が見える。
それはそれは鮮やかで、黒い穴2つからとめどなく流れ落ちる2つの赤い川。

「チョロシコスキー、鼻血でてる」

「いや、そういうお前だってでてるからな」

どもどーも、皆のアイドル!カリスマレジェンド松野おそ松でーす!

トト子ちゃんに押し切られてつい、お見合いなんて設定しちゃったけど、まさかこーんなエロい展開になるなんておそ松くんもびっくりだわ。

翻弄される白い狐と、蠱惑的に誘惑するヴァンパイア。

茂みの向こうに広がる女同士(男の姿をしているとはいえ)の危険な行為を目の当たりにして、おそ松くんのおそ松がお粗末なわけないよな。

要するに、チ⚫コかフィーバーしてるってこと!

もうなんでもいいから結合したい!

なんて思ってる真横で、似た顔(俺の方が絶対イケメン)が赤い川を流してるもんだからツッコんでみれば、頬を染めつつ言い返される始末。

「いや、アレはダメでしょ?あれだよ?チェリーハラスメントのなにものでもないよ?刺激強すぎだよ?なぁ?チョリーハラスメントだよな?」

「なんだよチョリーハラスメントって、....ってそれ僕か!?僕の事いってんのか!?ああっ!?」

やだやだ、またオラオラになっちゃって。
鈴音の前じゃオラオラもできないくせに。

いんや、それにしても。
トト子ちゃんがここまで本気とはなぁ。
数百年という長い年月のお付き合いだけど、ここまで本気を出しているトト子ちゃんは珍しい。

パッと見、トド松の能力によく似ている能力だけれどトト子ちゃんの能力はそれ以上に厄介だ。

と言うのも、相手を虜にするだけなんていう生易しいもんじゃない。
愛して愛して、トト子ちゃんの為ならばどんなものでも捧げてしまうほどになる強力な能力。

それが例え命だったとしても。

この能力で何人の男、女が犠牲になった事か...。
俺が思い出した数だけでもざっと1000人は越えてる。

ちなみに1000人から先は数えんのやめた。

「ちょーっとやばいかなぁ」

ぽそっと呟きながら、この美味しい光景をもう少し見守る。
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